杜仲はトチュー科一属一種、雌雄異株の落葉高木です。原産は中国。
古代中国の炎帝と呼ばれた「神農」皇帝は農耕に力を注ぎ、あらゆる植物を研究し、薬効の有無や
身体に良いか悪いかを自らそれを試すことで見極めたそうです。
それ故、農耕の神、医薬の神としても信仰されています。
その内容が後に、世界最古の薬草書「神農本草経」にまとめられたとあります。
その「神農本草経」では杜仲は

「樹皮は鎮痛、強壮、強精の作用があり、服用すれば老化防止になる」と
書かれているようです。
この樹皮は漢方薬としても使われており、副作用が無く健康維持に役立つ
薬物として認められています。

「グッタペルカ」と言われるもので、これが虫を寄せ付けない機能をもっている
と言われています。
卓越した生命力をもって自然のまま生育する杜仲は、その優れた可能性を
自ら現しているといえます。
「天恵茶」の杜仲
中国原産の杜仲を、種から発芽させて苗木の育成までを研究し日本の気候に定着させて、
自社の畑で群生させたものです。
一部は5mを超える大きな木に成長しましたが、毎年の刈り込みを上手に行うことでその木から
伸びる枝から今でも葉を摘み取ることが出来るほど、元気に生育しています。
生命力あふれるこの杜仲を、弊社では長野県の諏訪市、茅野市の2か所で育てています。
摘み取った生葉を天日干しにて乾燥させ、そのまま暗所で熟成乾燥させることで、天恵茶の原料となる
乾燥葉が完成します。
この乾燥葉を、焙煎〜粉砕することでティーバッグ用素材に、更に粉末加工することで錠剤用素材になり
その過程で抜き出したものが動物用素材に変化します。
いずれも共通の原料から、用途に合わせた形態で商品として送り出されます。
自社畑の杜仲



